特別な神社の一つとして、出雲大社を紹介しましょう。
御祭神は、大国主大神です。
因幡の白ウサギなど、神話に登場する神様です。
古代、出雲にはヤマト政権に匹敵する王朝がありました。
遺跡からは、数多くの出土品があり、高度な文化圏であったことが分かっています。
ここに出てくるのが、大国主命です。
大国主命は、国を譲るのと引き替えに、大きな社を建ててもらうことを約束して、自ら命を絶ちました。
出雲大社の正殿は、高さが24メートルありますが、古代は48メートルあったとのことです。
それを可能にする柱の遺跡が、見つかっています。
さらに以前には、96メートルあったという記録があります。
東大寺には、源平の合戦で焼け落ちましたが、かつて七重の塔があって、その高さは100メートル説と72メートル説があります。
それよりも高かったというのだから、高さ96メートルの巨大神殿がそびえ立っていたのでしょう。
古代の文明に思いをはせながら参拝するのも、良いものです。
ここでは、二礼四拍手一礼で参拝します。
正殿の大きな注連縄は、一般のとは逆向きに巻かれています。
神話の内容が、その理由です。
ても、怖くはありませんから、旅行を兼ねて、是非、お参りください。
参拝後には、出雲蕎麦を、お忘れなく。