和魂は、調和の働きを示すものです。
平和や思いやり、人との親しみを司ります。
荒魂は、祟りでしたが、和魂は、恵です。
五穀豊穣、神様の御守護です。
和魂は、荒魂の対極にあるものと言えましょう。
この二つの魂が、神様の主な働きです。
和魂は、さらに幸魂 ( さきみたま ) 、奇魂 ( くしみたま ) に分かれます。
働きは、前に書いたとおりです。
これらをお祀りしたのが、奈良の大神神社 ( おおみわじんじゃ ) です。
大国主大神の幸魂・奇魂、すなわち和魂をお祀りしています。
ここでは祈祷の最後に、「幸魂、奇魂、まもりたまえ、さきはえたまえ」と、唱えます。
人に備わる四つの魂のうち、荒魂が最も大切ですが、和魂が弱ければ、ただの乱暴者になってしまいます。
人と仲良くし、人を思いやることで、和魂を培っていきましょう。
バランスの取れた、優れた人間になりたいものです。
自霊拝を、お忘れなく。