稲荷の起源は諸説ありますが、開運したい私たちには、あまり関係ありませんね。
私たちにとって、お稲荷さんは「稲穂をくわえた狐」のイメージです。
宇迦魂神や豊受大神は、髭を生やしたお爺さんの姿で描かれます。
それを見て「お稲荷さん」とは、思いません。
一般に言う「お稲荷さん」は、眷属です。
神様の家来、会社でいうと課長さんや係長さんみたいなものでしょうか。
実際に福徳豊穣をもたらしてくれます。
そこで、御礼に油揚げを供えたりしますね。
ここで注意しないといけないのは、「お稲荷さん」は、神様ではなく眷属だということです。
眷属は、神様ほど大らかではありません。
粗末にすると祟る、といわれています。
願いが叶えられた時、お礼参りに行かなかったとします。
神様なら、「忙しいだろうから、仕方がないか」くらいで済みますが、眷属は違います。
プラスマイナスゼロどころか、マイナス100にも1000にも、落とされることがあります。
ですから、きっちり、お礼参りをしましょう。