六月三十日、夏越の祓い ( なごしのはらい ) が、全国の神社で行われます。
半年間の、罪や穢れを祓う神事です。
人形 ( ひとがた ) と呼ばれる、人の形に切り抜いた半紙が、神社に用意されています。
それに、住所氏名を書いて、息を吹きかけます。
これで人形は、分身になりました。
お玉串を添えて、受付に出します。
百円とか、三百円とか、そんなもんです。
そして六月三十日に、神事が執り行われ、人形は焚き上げられます。
水で潔斎するところもありますが。
この半年間、聖人君子のように清らかに誠実な日々を送ってきたという方は、必要ありません。
人に迷惑をかけたり、嫉妬したり、腹を立てたり、約束を破ったり、思い当たることは、誰にでもあります。
神様が私たちを清めてくださるのですから、是非、お受けください。
半年に一度のチャンスですよ。