一般的に日本では、神道と仏教の両方を尊んでいます。
仏教の方は、殆どが先祖供養ですけどね。
「葬式仏教」などと揶揄される所以です。
仏壇には、宗派によって位牌があるのと無いのとがあります。
でも、ご本尊と呼ばれる仏像は、必ずお祀りされています。
阿弥陀如来だったり、観音様だったり、これも、宗派によって違いますけど。
ですから、仏壇に手を合わせるときは、御先祖様だけでなく、ご本尊様にも手を合わせているのです。
お寺の仏像と同じですから、遠慮なさらずに、願い事を言ってみましょう。
御先祖様も一緒に聞いていますから、叶いやすいでしょう。
位牌は、御先祖様の霊が掛かるところです。
普段はあの世にいますが、命日とか、お盆とか、特別な日に家に帰ってきたときの居場所です。
位牌のない宗派の家では、落ち着く場所がないので、居心地はどうなのでしょう。
私には、あの世にいた頃の記憶がないので、分かりませんが。
位牌は、個人の物としては五十回忌を過ぎると処分します。
それ以後は、「先祖代々の霊位」という位牌に来てもらうことになります。
「先祖代々の霊位」という位牌は、あった方が絶対に良いですよ。
無い方は、是非作りましょう。
その場合、個人の位牌より、一回り大きい物にします。
ゴタゴタが絶えない家とか、家族みんなが病気がちだとかいう家は、先祖が救いを求めているのかもしれません。
試しに、作ってみて下さい。