「イーグルに訊け」という本を読みました。
副題には「インディアンに学ぶ人生哲学」とあります。
天外伺朗・衛藤信之の共著です。
アメリカインディアンに取材し、精神的に学んだことが述べられている本です。
そこには、インディアンは全てに感謝するとありました。
当然、祈りは感謝から入ります。
著者は、インディアンの考え方と仏教の教えの共通点に言及していましたが、私は、神道に近いと感じました。
同じモンゴロイドです。
DNAの中に、考え方の基礎になるところで共通するものがあるのでしょう。
推定一千万人いたインディアンは、白人達に95%が、虐殺されました。
西部劇では悪者に仕立て上げられていますが、真実は、全く逆なのです。
自然の中に神なるものを感じ、全てを分かち合う、優しい民族なのです。
なお、ここで「インディアン」という表現を使ったのは、彼ら自身が誇りを持って「インディアン」と自分たちのことを呼んでいるからです。
「ネイティブアメリカン」とか「先住民」というと、かえって蔑むことになるようです。