東京など、7月15日にするところもありますが、全国的に8月15日が一般的です。
13日に御先祖様を迎え、14日には寛いでいただき、15日には送り出します。
起源については諸説有りますが、日本人は仏教が伝わる前から先祖を大切にしていました。
「御先祖様に守られている」という感覚は、日本人の誰もが持っているものです。
計算すれば分かりますが、十代遡れば、直系の先祖だけで1024人。
一世代を25年として、わずか250年遡るだけで1000人以上の直系先祖がいます。
傍系の先祖も入れると、どれほどの数になるのでしょう。
さらに、250年どころか、日本の歴史は、その十倍。
人類が、意識を持ってからだと、何万年経っているのでしょう。
もちろん、生まれ変わっていますから、全員があの世にいるわけではありません。
遠い先祖から見れば、子孫の数が何十万人、何百万人ですから、気にかけてくれているのかどうか、というのもあります。
でも、近い先祖で、位牌があったり過去帳に名前がある御先祖様は、守って下さっているでしょう。
名前を呼ぶと喜ばれる、と聞いたことがあります。
先祖がいたから、今の自分が存在するわけですから、感謝ですね。