旦那さんや嫁さんの実家の仏壇にお参りする時、ちゃんとした作法を心得ておきたいものです。
間違いやすい注意点だけ、簡単に述べてみます。
まず、心得として、「仏壇に祀られているご本尊様にお参りする」というこどす。
位牌にお参りするのではありません。
つぎに、お供え物は、名前を自分に向けてお供えします。
品物なりお金なりが、仏様のお陰で自分のところに届いた、仏様からの授かり物だからということです。
そして、念仏なり、お題目なり唱えるわけですが、宗派によって違いますから、失敗しないためには黙って手を合わすだけというのが、得策でしょう。
ご存じならば、唱えましょう。
無難なのは、「般若心経」でしょうか。
般若心経は、全宗派共通といえるものですから。
なお、リンを鳴らすのは、お経を唱える時だけです。
本来、リンはお経の合図ですから。
禁じられているわけではありませんけどね。
むしろ鳴らさなかったら、「失礼な人だ」と相手先に勘違いされるかも知れません。
神社参りにしても同じで、正式な作法を学ぶ機会がありませんから。
何事でも、正式な作法は美しいものです。
それに、見てくれる人は見てくれますから、憶えておいて損はないでしょう。
商談や縁談のきっかけに、ならないとも限りませんし。