日本では、太陽の方を有り難く感じてきました。
神様の中心である天照大御神は太陽神です。
悪いことをすれば、「お天道様が見ている」と言いますが、「お月様が見ている」とは言いません。
天照大御神の弟ということ以外、記述がありません。
太陽は、恵をもたらしてくれる、ありがたいものでした。
ところがインドへ行くと、月が好まれます。
灼熱の大地、気温が50℃にもなったら、太陽は憎らしいでしょう。
その代わり、夜、優しく照らす月が好まれました。
月を神々の酒盃と見立てて、月の神チャンドラと酒の神ソーマが、同じ神様だったりします。
仏様の世界も、とちらかというと太陽より月の世界、の感じがします。
今日、親戚の告別式がありまして、その時のお坊さんの話から、感じたことを書いてみました。