鳥居の内側が神域で、俗世間との境目です。
大きな神社になると、一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居・・・とありますね。
一つくぐるごとに、神域が深まっていきます。
くぐる前には、一礼しましょう。
帰る時は、出てから一礼です。
「喪中の間、1年間は鳥居をくぐってはいけない」などと、変な迷信を持っている人を、たまに見かけます。
いったい、どこの誰が言い出したのでしょうか。
鳥居は、結界の中に入れて頂く入り口です。
横をすり抜けて入るのは、よそ様の家にお邪魔した時、窓から侵入するようなものですね。
大変、失礼なことです。
身内が亡くなったら、1年間神社にお参りしてはいけないという人がいます。
親しい身内を亡くし、がっかりしているなら、四十九日の法要が済むまで、神社参拝は控えるべきだという神主もいます。
私の知っている限り、神様の声を聞いた神主は、一人もいません。
神様が、そう仰ったのではないのです。
随分前、父親を亡くした時、私は元気を頂くために伊勢神宮にお参りしました。
世界最高神域である、内宮御垣内にも、お参りしました。
当日、何の障害も妨害もなく参拝できましたし、元気いっぱいになって帰ってきました。
その後、「バチが当たった」ことなどありません。
愛する身内を亡くすことは、不幸なことで、魂が欠けるほどがっかりします。
そんな時こそ、神社にお参りして、御神気をタップリ浴びて、復活しましょう。
どの神社の神様も、温かく迎えて下さいますよ。