法律上、神社は一つ一つが独立した宗教法人です。
言い換えれば、宗教団体なのですが、神主は教祖ではありません。
神主とは、中取り持ち。
神様と人の間を取り持つのが、役割です。
神社で祈祷を申し込むと、神主さんが祝詞を奏上してくれます。
その内容は、簡単に言うと「どこそこの誰々さんが、こういう願いを持っています。叶えてあげてくださいませ。」です。
それを、大和言葉で、荘厳に奏上してくれます。
その前には、祓戸 ( はらえど ) の大神様に禊ぎ祓いをしてもらいます。
幣 ( ぬさ = 稲妻に見立てた白い紙を束ねて棒の先に付けたもの、ハタキみたいなものですね ) を、左右左と振って、お祓いをしてくれます。
この様なことは、個人的には真似事はできても、神様とつながるのは、なかなか難しいものです。
神主は、神と人を取り持つ役割がありますから、それなりに「清い」人でなければなりません。
欲にまみれた神主は、形だけのものですから、そんな神社で祈祷してもらっても、何の効果もないでしょう。
返って、邪気を付けられてしまうかも知れません。
いろんな神主がいますから、気を付けましょう。