自ら命を絶つことは、何があってもしてはなりません。
戦国時代や江戸時代には、武士が「お家を存続させるため」に腹を切ることはありました。
その時代、そうすることが正義でもありましたし、そこに我欲はありませんでした。
今の時代、自ら命を絶つ人は、苦しみから逃れるためにやります。
その理由においては、今も昔も許されるものではありません。
これは、神様も許しません。
私達が、この世に生まれてきたのは御魂磨きのためです。
魂を向上させるために生まれてきました。
この世で味わう苦しみは、その手段です。
前世の徳と劫に応じて、神様が用意してくれたものと考えます。
乗り越えられない苦しみは、無いのです。
壁にぶつかったとき、乗り越える人、突き破る人は、強い人です。
必ずそうしなければならないわけではありません。
抜け穴を探す、これは知恵を働かせますから、奇魂を磨くことですね。
迂回しながら、壁が途切れるところを探す、これは忍耐が要りますから、荒魂でしょうか。
誰かに助けてもらって乗り越える、これは和魂です。
必要なものは、「教養」です。
では、壁の向こうへ行くのを止め、そこで人生を終わらせたらどうなるのか。
必ず地獄に堕ちます。
これは世界の、どの宗教でも説かれています。
そして、断末魔の苦しみが、ずっと続くのです。
このことを知っていれば、とてもできるものではありませんね。
知らない人が、やってしまうのです。
教養が無いのです。
さらに、身内に大きな悲しみを与えるという劫を積むことになります。
2、300年地獄で罪を贖った後、この世に生まれ変わります。
前世のテーマが残っていますから、同じ苦しみを体験するでしょう。
そして、前世の寿命の残っている分だけ生きて、お終いということです。
志を持っていたとしても、果たすことができません。
いま、自ら命を絶つことは、地獄で苦しみ、来世も苦しみと、ろくなことがありません。
耐えがたい苦しみは、神様にすがりましょう。
正直に、心の内を全て吐き出すことです。
神様は、解決策を教えてくださいます。