困ったときだけじゃない神頼み

神社参拝だけでなく、スピリチュアルな分野も使って開運する方法を紹介しています。

願い事と代償

アメリカのテレビドラマ、「ワンス・アポン・ア・タイム」というファンタジーがあります。

ここでよく使われる台詞に、「魔法には、代償が必要だ」、というのがあります。

魔法で願いを叶えるなら、それに見合う代償が必要になる、ということです。

日本人は、魔法に関わる人は少ないと思いますが、「まじない」をする人はいるでしょう。

まじないは、漢字で書くと「呪い」です。

宝くじの高額当選を狙っての生け贄を使うまじないや、藁人形を使う丑の刻参りは、確実に代償を払うことになります。

最終的には、自分の命を代償として取られることになりますから、絶対にしてはいけません。

自分の命と引き替えるほどの願い事って、有りますか。

例えば、自分の子供が交通事故に遭い、危篤の時でしょうか。

母親なら、「私の命を差し上げますから、どうぞこの子を助けてください」、と神様に祈るかも知れません。

前にも書きましたが、決して、してはならない祈りです。

この祈りは、純粋な真心です。

一点の曇りもありませんから、神様に届きます。

願いが叶って子供の命が助かった時、母親が亡くなってしまっていたら、子供は幸せでしょうか。

神様は、代償を求めません。

自分から、代償を差し出すことはしないように。

お賽銭は、願い事の代償ではなく、日頃の御守護に対する感謝の気持ちを表したものです。

正式参拝・昇殿参拝における「お玉串」も、願い事を叶えて貰う代償ではなく、真心の現れです。

どうしても何かと引き替えたいのなら、努力の約束をしましょう。

好きなものを我慢するとか、お茶断ち、コーヒー断ち、禁酒などではなく、願い事を実現させるための最大限の努力を約束するのです。

神様に対する願い事は、取引ではありませんからね。