人間関係の問題で最も辛いのは、集団によるいじめでしょう。
大人であれば、それまでの経験や知識などで、逃げ場を見付けることが出来るでしょう。
ところが、子供の場合、なかなかそういうわけにもいきません。
追い詰められて、自ら死を選ぶ子供が、毎年何人もいます。
子供の場合、大抵は自宅と学校が世界の全てです。
虐められる子は、優しい子が多いので、親に心配をかけたくなくて、黙っています。
もはや、死を選ぶしかないのです。
これは、親の責任です。
日頃から、子供とコミュニケーションを十分に取っている必要があります。
食卓にスマホを持ち込んでいるようでは、失格です。
親は、常に勉強して、幅広い知識と教養をつけておかねばなりません。
何でも相談できる、尊敬に値する人間であるべきです。
そして、子供の言動、様子に注意を払って、僅かな兆しにでも気付かなければなりません。
もし、いじめが深刻な状態なら、直ちに学校を休ませなければなりません。
義務教育というのは、子供が学校へ通う義務ではありません。
親が、子供に教育を受けさせる義務のことです。
学校へ通わせる義務ではなく、教育を受けさせる義務です。
話が逸れました。
集団によるいじめ被害から免れるには、環境を変えるしかありません。
子供を自殺に追い込むようでは、親として失格です。
兆しを掴むには、気に敏感になる訓練をすると良いでしょう。
難しくはありません。
それだけです。
気に敏感になれば、ふとした感覚に従って事故に遭わずに済んだりもしますから、自分のためでもあるのです。
予知能力というほどのものではありませんが、コンマ数秒後の危機を感じて、回避できるようになります。
有り難いですよ。