たいていの人は、通常、否定的な考えに陥りがちです。
毎日、うきうき、わくわく、爽やかな春の草原のような気分で暮らしている人って、いらっしゃいますか。
自己啓発書の殆どは、プラス思考しましょう、肯定的に考えましょうと説いています。
努力しないと、そうできないのです。
空間に、否定的な波動が満ちているからですね。
報道番組では、事件、事故、政治問題など嫌なことばかりです。
オリンピックで金メダル、大谷翔平選手の活躍、桜が満開などの明るい話題は数えるほどです。
「人の不幸は蜜の味」、と言われるくらい、他人の不幸に興味を持つのが習性です。
というか、自己防衛のための本能なのでしょう。
危機に備えるためには、不幸を予測しておく必要がありますから。
そうして人類は生き延びてきたのです。
潜在意識に肯定的な考えを送り込むことは、本能に逆らうことなので、非常に難しい。
理性が本能を押さえ込めるかどうか。
まずは、報道番組を観るのを止めることでしょう。
毎日何度も、自らすすんで否定的なことを潜在意識にすり込んでいるようなものです。
殺人事件も、航空機事故も、火事も、自分の身に起きたものではないのですよ。
それをテレビを通して疑似体験するのですから、しかも毎日のように、何度も繰り返して。
幸せになれるわけがありません。
そのような事件や事故があったことを知らなくても、いいのです。