マーフィーの法則とは、「潜在意識に入ったものは、遅かれ早かれ実現する」、というものです。
想念が悪く、マイナスのことばかり考えていると、やがてそれが潜在意識に入って実現してしまう。
その理屈に納得しました。
ただ、マーフィー博士は、プロテスタントの牧師です。
ですから、死後の世界を認めていません。
プロテスタントは聖書に忠実で、聖書には死後の世界についての項はありませんから。
他の人の書いた本や講演でも同じで、総てを受け入れることは出来ません。
また、過去完了形で「祈る」のも、馴染みませんでした。
プロテスタントって、そのように祈るのでしょうか。
それでも、潜在意識の存在を知り、活用できるようになったのは大きな収穫でした。
少しずつ、マシな人生になっていきました。
今、思い返せば、不幸な日々も悪くなかったなと。
おかげで、「見えない世界」の存在を知り、活用するすべを身につけることが出来ました。
他人が見れば奇跡だと思うようなことも、普通に起こりますし。
かつてオカルト系のセミナーに行って、有名人に出逢ったり、幅広い分野の人脈が広がったりで、愉快な人生になっています。
見える世界と見えない世界の両方を生きていますから、二倍の人生ですよ。
明石家さんまさんの、「生きているだけで儲けもの」、と言う言葉が、実感できます。
私の場合、不幸を悲観して死を選ぶことは、ありませんでした。
客観的になって、不幸の原因は何なのだと、調べ始めたのがよかったんですね。
世の中の出来事は、全部、必然です。
起きたことは全て、受け入れて下さい。
何十回、何百回と生まれ変わり死に変わりしている人生の、ほんの一コマ、一瞬の出来事ですから。
どんなに辛いことでも、やがて帰る「あの世」や「来世」に、持って行きませんからね。