正式には、
狭井坐大神荒魂神社 ( さいにますおおみわあらみたまじんじゃ )
です。
大神神社 ( おおみわじんじゃ) の境内にある摂社の一つです。
摂社とはいえ、普通の神社くらいの大きさです。
創建は、垂仁天皇の時代とされています。
2000年ほど前ですね。
三輪の神様の荒魂をお祀りしています。
この神様の御神徳は、病気平癒です。
科学技術の最先端を行く製薬会社が参拝するくらいですから、御利益は確かなものです。
神社や寺で病気平癒の祈願がありますが、勘違いされるといけないので、少し書いておきます。
大昔、病気の原因が祟りだと考えられていた頃、祈祷によって悪霊を鎮めました。
それが、今では病気平癒の祈願になっています。
「神様の力で、たちどころに病気が治る」 というような奇跡は、極めて希なことでしょう。
たいていの場合、優秀な医師との出逢い、最新の治療法や薬との出逢いなどのような、「出逢い」 がもたらされます。
お願いしたのに治らなかった、という考えは、今の時代にそぐいません。
21日祈願や、お百度、などで真剣度、誠意を神様はご覧になりますから、病気で苦しんでいる方が身内にいるなら、このような祈願をすべきでしょう。
何度か書きましたけど、例えば自分の子供や孫のために、
「私の命に代えても」 とか、「私の命を差し上げますから」 といった祈りは絶対にしてはいけません。
真心ですから、この祈りは通ります。
叶えられた瞬間、あなたが亡くなってしまいますから、子や孫は、精神的なショックが大きいでしょう。
そして、あなたは、今世のテーマを放棄したことになります。
引き替えるものは自分の命ではなく、努力や奉仕の誓いにして下さい。