おみくじについて、復習しておきましょう。
神社参拝の後、おみくじを引く方が多いと思います。
これは、運試しではありません。
ですから、大吉だ凶だと、一喜一憂で終わってはいけません。
参拝して祈りの最後に、「これからおみくじを引きます。お答えを下さい」 と付け加えます。
その上で、おみくじを引きましょう。
そうやって引いたのが、神様の答えです。
大吉が出たら、喜んで良いですよ。
でも、肝心なのは、最初に書かれている和歌です。
意味がつかめないのもあるでしょうが、気にしません。
何度も読んで、「感じて」 下さい。
左脳で分析するのではなく、右脳で感じるのです。
ここが、一番大切なところです。
次に、解説。
下の方の、「願い事、叶う」 とか、「学問、努力せよ」 などは、参考程度です。
以前、石川県にあります白山比咩神社 ( しらやまひめじんじゃ ) のおみくじを引いた時、「大吉」 でした。
しかし、下に書かれていた願い事とか、学問とかの一覧の全て、厳しいことが書かれていました。
内容は、まさに「凶」 でしたから。
厳しい女神様の坐す神社ですから、納得ですけど。
話が逸れましたが、とにかく大事なのは、最初の部分です。
そして、おみくじは財布などに入れておいて、時々見返すと良いでしょう。
神様の答えなのですから。
もし、凶を引いたら。
私の場合は、もう一度、本殿で祈り直します。
至らぬ所は反省しますが、「一般の人の何倍も努力しているのに、凶はヒドイ。あんまりです。」 と文句を言ったりもします。
それで、風が吹いてきたり、温かく包まれた感じがしてきたらOKということで、もう一回、おみくじを引きます。
そうすると、たいてい、大吉か吉が出ます。
凶のおみくじは、神社の指定の場所にくくりつけて帰ります。
神社参りで神様に文句を言う人間は、滅多にいません。
珍しい存在ですから、目立ちます。
目立てば、神様に覚えて頂けますから。
ただし、誠心誠意で。
権謀術数に走ると、ダメですよ。
眷属に、戒められるかも知れません。