幸せの素になるのは、徳分です。
前世の徳と、今世新たに積んだ徳が、幸せに繋がっていきます。
徳分というのは不思議なもので、徳分が多い人ほど徳が積みやすくなっています。
簡単の例を挙げると、災害の時の寄付です。
徳分のある人は大抵金持ちですから、高額の寄付が出来ます。
徳のない人は、寄付するようなお金は、持っていません。
徳のない人が徳を積むためには、「無財の七施」 を実践しましょう。
話は変わりますが、タクシーに乗った時、運転手の愛想が悪くて不愉快な思いをさせられた時、どうしますか。
叩き付けるように料金を支払い、文句の一つも言って下車するでしょう。
気持ちは分かりますが、折角の徳積のチャンスを逃してしまいます。
もし料金が3680円だとしたら、千円札4枚か、五千円札1枚を渡します。
お釣りを受け取って、それをポチ袋に入れます。
「運転手さん、この仕事、何年やってるの」 と、明るく訪ねたら、「●●年です」 くらいの答えはあるでしょう。
「長年やってれば、色々あるよね。これでジュースでも買って下さい」 とポチ袋を渡して下車しましょう。
運転手さんが不機嫌だったのは、前の客とトラブルがあったのか、出掛けに夫婦喧嘩したのか、分かりませんよ。
でも、無愛想にした客にチップをもらったら、反省します。
次のお客さんには、親切にするでしょう。
親切にされたお客さんは、気分良く目的地に着きますから、そこで出会う人達に対して善い影響を与えます。
さらに、その人たちは・・・。
と、善い影響が循環していくのです。
300円ほどの寄付が、大きな徳になる可能性がありますから、これは凄いことですよ。
斉藤一人さんが、このようなことをされているそうです。
彼の場合、1万円札を渡すそうですが。
納税額日本一を何度も達成した人だけあって、持っている徳分が大きいし、さらに大きな徳を積んでいるのです。
そのようなレベルに、なりたいですね。