困ったときだけじゃない神頼み

神社参拝だけでなく、スピリチュアルな分野も使って開運する方法を紹介しています。

人を導く人のランク

人を導く人には、3つのランクがあります。

一つ目は、懇切丁寧に教え導く人。

一から十まで教える人も、ヒントだけ教えて自分で考えさせる方法をとる人も、これに含まれます。

人を導く初歩の段階の人です。

二段目は、背中で引っ張る人。

模範となる行動を取る人、誠実な生き方をしていて「あの人のようになりたい」 と思わせる人です。

こういう人は実践していますから、ポイントを突いた指導が出来ます。

最高ランクは、その人の会うだけで、やるべきことが自然に分かるという人。

以前 ( 戦前の話です ) 、僧侶の大森曹玄さんという人が、剣術の道場を開くために右翼の大物・頭山満氏に相談に行ったところ、息子の立助氏を紹介されました。

頭山立助氏は病弱だったため、曹玄さんは「どうかな」 と思いながら、見舞いを兼ねて病院を訪れたそうです。

立助氏と対面し、事情を説明すると、「分かりました。」 と言われました。

そして、病室を出た瞬間、曹玄さんの全身に力が漲り、やるべきことが全部分かり、やる気に充ちた日が続いたそうです。

昔読んだ本に、このようなことが書いてありました。

うろ覚えですので、細かなところは違っているかも知れませんが。

また、桂文枝さん ( 当時は桂三枝 ) は、芸に行き詰まった時、藤山寛美さんに会いに行ったそうです。

寛美さんは、挨拶する桂三枝さんに、「まあ、がんばりなはれ。」 と。

楽屋を出た三枝さんは、解決策が自然に浮かんできて、やる気に充ちた日が続いたそうです。

本を読んだ時は、「そんな人もいるのか。」 程の感じでした。

でも、実際にいるのですよ。

私は、十数年前に、そのような人に出会いました。

一般人の女性です。

彼女には、数年に一度、お会いさせて頂いています。

切っ掛けは、手相を観ることでした。

「観てあげる」 といった感じで、手を取ったのですが。

手に触れた瞬間、凄まじいエネルギーが流れ込んできました。

それから後、当時抱えていた問題は全部解決でき、半月くらいは、やる気に充ちていました。

普通、というか、彼女以外は、手相を観る時に手に触れた瞬間、相手の邪気や悪因縁の気が流れ込んできて、気分が悪くなります。

今まで何百人も観てきて、エネルギーが流れ込んできたのは初めてでしたから、びっくりしました。

自分より、遙かに上の御魂様だと、恐れ入りましたよ。

以来、偶然出逢って言葉を交わしただけでも、同じ現象が続いています。

「自分は何もしないけれども、相手は自動的に答えを見つけ、問題を解決する」 人。

このような人を「無為にして化する人」 と言うのだそうです。

人を導く御魂の人は、何度も生まれ変わり修行を続けていくと、この状態になるのです。

少しでも、近づきたいものですね。