喪中の間は神社にお参りするのを控えるべきだ、と言われています。
言われているだけで、どの神社にも、また神道そのものにも、そのような掟はありません。
家族が亡くなり、葬儀を終えた翌日に参拝する人は、あまりいないでしょうけど。
拘る必要は、ありません。
そもそも神道の葬式なら、神社で執り行うこともあるのですから。
喪中に参拝を控えるのは、身内が亡くなると「穢れている」 から、神聖な場所に行くべきではないからということです。
「穢れ」 のもとになっているのは、「気枯れ」 です。
「気が枯れる」 すなわち、身内を亡くしてガッカリしている状態です。
こんな時こそ、信者にお参りして気を補給し、元気になるべきなのですよ。
死は、誰にでも訪れるものであり、元に戻すことは出来ません。
親しい人が亡くなっても、自分の人生は続きます。
いつまでも嘆き悲しんでいるわけには、いきません。
復活の手助けをして下さるのが、神社の神様です。
辛さ、悲しさを余すところ無く神様に訴えて、元気を頂きましょう。
数時間、境内に留まることをお勧めします。
摂社、末社をまわったり、宝物殿を見学したりして、長く神社にいればいるほど、気が補給されます。
喪中でなくても、元気のない時は神社にお参りしましょう。
テレパシーで神様と通信しているような気分で、神域内を散歩するのも良いでしょう。