仏教では人が亡くなったあと、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌・・・と供養を続けます。
長いのでは、五十回忌、百回忌の法要をするところもあります。
五十回忌ともなると、供養される人が、供養する人が生まれる前に亡くなっていたりします。
それで、五十回忌で打ち切り、位牌があればお寺に納めたりします。
多くのお坊さんは、「七回忌まではきちんと供養して下さい」 と仰います。
それ以降は、この世との繋がりが薄らいでいくようです。
先祖は一人ではありませんから、十三回忌とか、二十七回忌とかになると、覚えてられません。
親切なお寺では、檀家に通知が来ますが。
通知が来れば、供養を申し込み、お寺が儲かる、なんていぶかってはいけませんよ。
それはともかく、命日が過ぎて何ヶ月も経ってから、あるいは何年も経ってから、「そういえば・・・」 となることが多々あります。
その場合、それはそれでよし、として下さい。
あとから法要をする必要は、ありません。
回忌供養を忘れてしまうというのは、その御先祖様が供養を必要としないレベルにいるからだと言えます。
供養して欲しかったら、夢枕に立ったり、家族に怪我、事故、病気が頻発して、気付いてもらおうとします。
私達は、亡くなったあと夢枕に立たなくてすむように、この世で、たっぷり修行しておきたいものです。
修行とは、御魂磨きと徳積みです。
頑張りましょう。