古事記を読めば分かりますが、日本の神様は、実に感情が豊かでいらっしゃいます。
人間ぽいわけですね。
ですから、神様に御祈願する時は、そのことを心に留めておきましょう。
例えば、十円玉、少し奮発して百円玉、清水の舞台から飛び降りたつもりで五百円玉を、賽銭箱に放り込む。
そして、その代償として願いを叶えてくれと要求する。
柏手を打って、いきなり願い事に入る。
殆どの人が、このパターンで参拝しているでしょう。
数秒~十数秒で終わる人は、100%、これです。
願い事が叶うわけがありません。
まず、前にも書きましたが、賽銭は願い事への対価ではありません。
日ごろの感謝の気持ちを、形に表したものです。
賽銭を入れたら、感謝の祈りから入りましょう。
そして、神様を褒め称えます。
そのためには、事前に御祭神に関する知識を仕入れておかなければなりません。
いかに素晴らしい神様であるか、神様のお陰で自分たちが、どれほど多くの恩恵を受けているか・・・。
誰でも、褒められたら嬉しいものです。
感情豊かな神様に、喜んで頂きましょう。
言葉足らずでは、いけません。
豊富な語彙、豊かな表現力が、鍵となります。
日頃から読書に勤しみ、文章を書く練習をしましょう。
願いを叶えて頂くための、努力の一つです。