天津祝詞が覚えられないという方も、これなら覚えられます。
略拝詞は、祝詞の中で、最も簡単なものです。
「祓え給え、清め給え、守り給え、幸へ給え」
これだけです。
意味は、「邪気を祓って下さい、穢れた心身を清めて下さい、御守り下さい、幸せにお導き下さい」
さらに簡単な、略祓詞 ( りゃくはらえことば ) というのもありまして、
「祓え給え、清め給え」 です。
是非、略拝詞の方を覚えてください。
略拝詞は、祈りの最後に唱えるのが普通ですが、単に略拝詞だけ唱えてもかまいません。
いつでもどこでも、声に出しても、心の内だけでもかまいません。
回数に決まりはありませんから、心ゆくまで唱えて下さい。
神社や神棚をイメージしたり、神様そのものをイメージしても良いでしょう。
また、手にした御守りに対して唱えてもかまいません。
心が、暖かくなってきます。
辛い時、寂しい時、ここ一番の勝負の時など、何にでも使えます。
常日頃から、このような祝詞を唱え、神様と親しい関係でいれば、運が良くなります。
常に神様に気を掛けていただけるわけですから、御神気が流れてきます。
邪気を祓っていただき、積み穢れを清めていただけるのですよ。
さらに、お守りいただき、導いていただけるのですから、唱えないという手は無いでしょう。
多くの人は、黒魔術の呪文のように、唱えたら直ぐに結果が出るものを求めます。
残念ながら、全ての祝詞は、直ぐに結果が出るものではありません。
それを望む人は、黒魔術を学ぶと満足できるでしょう。
ただし、魔術には代償が必要です。
大きな悲しみと後悔が残りますから、それでも良いという人は、その道へどうぞ。
長いスパンで考えれば、神様の道の方が良いに決まってます。