お正月に飲む酒のことを「お屠蘇」 と言うこともありますが、本物のお屠蘇は「屠蘇散」 を使います。
ティーパックみたいな袋に入って、売られています。
これを、大晦日の夜に、日本酒やみりんに浸しておけば、元日の朝に頂く「お屠蘇」 が出来上がります。
日本酒だけでも良いのですが、みりんを少し加えて甘みを付ければ、飲みやすくなりますよ。
赤酒を使うところもあるようですが、私の好みではありません。
お屠蘇の風習は、平安時代に唐から入ってきたとされています。
邪気を祓い、長寿を願うものです。
1000年も続いているのですから、単なる迷信ではないのです。
時の試練を耐え抜いてきたものには、現実的な効果があるのです。
何の効果もないものなら、遙か昔に消滅しているでしょう。
さて、屠蘇散は、ドラッグストアなどでも売られていますが、是非、神社で授かってきて下さい。
一の宮クラスの大きな神社で、神主が祈祷して、御神徳と御神気がたっぷり込められたものは、店で買うものとは全く違います。
新年早々、御神気を身体に取り込めるのですから、嬉しいですね。
屠蘇散は、結構長持ちしますから、日本酒を注ぎ足して、何日も楽しめますよ。