天之御中主という神様を、ご存じでしょうか。
日本の神話である「古事記」 で、最初に出てくる神様です。
古事記の文頭、
とあり、この神様は「身を隠したまひき」 、つまり、お隠れになった。
この神様に関しては、学者や宗教家達が、様々なことを述べています。
古事記に登場するのは、最初のこの一文だけですから、謎の神様です。
名前から、天の真ん中、宇宙の中心の神様だと言えます。
中心にいるので、自ら行動しない、働かない神様です。
たとえていうと、車軸です。
車軸は、厳密に言えば、それ自体回転していますが、実際に動いているのは車輪の方です。
独楽の心棒、地軸にも例えられるでしょう。
軸がしっかりしていなければ、大変なことになります。
天之御中主が、最初に現われるのは、「中心となる軸」 が、一番大切だということを意味しています。
振り返って、自分の軸は、しっかりしていますか。
自分の軸を確かめましょう。
自分に不必要なもの、不必要な願望をそぎ落としていき、最後に残るのが軸と言えます。
来年は、亥年です。
「亥」 に木偏を付けると「核」 という字になりますね。
来年は、自分の核になるものが大事になります。
何があってもぶれない自分を、今から作っていきましょう。