お寺に初詣する場合、注意する点を挙げておきましょう。
お寺には、菩提寺と祈祷寺の2種類あります。
菩提寺は、御先祖様を弔う寺です。
基本的に、葬式の時、お経を上げてくれるのは菩提寺のお坊さんです。
祈祷寺は、世の中の平穏や人々の願いを叶えるため、お坊さんが護摩を焚いてお経を唱えます。
こちらは、あらゆる仏様が祀られています。
菩提寺も祈祷寺も、感謝の祈りが基本です。
これは、神社も同じですね。
ただ、初詣の場合、願い事をしたいのが普通でしょう。
仏様にお願いして、お金や、健康や、良縁などを頂きたいわけです。
ならば、どちらかと言えば祈祷寺の方が、その趣旨に敵っているわけです。
菩提寺の仏様も、願いは聞いて下さいます。
観音様は祈祷寺でも、主たる仏様として祀られているところがあります。
でも、「こいつは見込みがある奴だ」 と思われたら、容赦のないシゴキの日々が始まりますから、観音様に御祈願する時は、覚悟が要ります。
観音様のシゴキは、本当にキツくて、辛いですよ。
見込まれなければ、優しく救って下さいますから、困っている方は頼ってください。
それはさておき、
七福神巡りも、良いですね。
お寺では、人の形をした仏像に向かって祈りますから、「願いを聞いて下さった」 という実感があります。
それゆえ、お寺の方が願いが叶いやすいと感じる人もいるでしょう。
お寺には門があり、夜間も解放しているところは、あまりないと思います。
あったとしても、夜の参拝は避けて下さい。
神社以上に、不成仏霊がいますから。
大晦日に除夜の鐘を叩きに行って、邪気邪霊を沢山もらって帰った人も、いるでしょうね。
お寺参拝も、神社と同様、午前中をお勧めします。