困ったときだけじゃない神頼み

神社参拝だけでなく、スピリチュアルな分野も使って開運する方法を紹介しています。

お寺に初詣

お寺に初詣する場合、注意する点を挙げておきましょう。

お寺には、菩提寺と祈祷寺の2種類あります。

菩提寺は、御先祖様を弔う寺です。

基本的に、葬式の時、お経を上げてくれるのは菩提寺のお坊さんです。

祀られている仏様は、宗派によって違いますが、だいたい、大日如来阿弥陀如来、観世音菩薩、といったところです。

祈祷寺は、世の中の平穏や人々の願いを叶えるため、お坊さんが護摩を焚いてお経を唱えます。

こちらは、あらゆる仏様が祀られています。

菩提寺も祈祷寺も、感謝の祈りが基本です。

これは、神社も同じですね。

ただ、初詣の場合、願い事をしたいのが普通でしょう。

仏様にお願いして、お金や、健康や、良縁などを頂きたいわけです。

ならば、どちらかと言えば祈祷寺の方が、その趣旨に敵っているわけです。

菩提寺の仏様も、願いは聞いて下さいます。

大日如来は、神道では天照大神みたいな仏様ですから、こまごました願い事は苦手でしょう。

観音様は祈祷寺でも、主たる仏様として祀られているところがあります。

33相に化身して衆生を救う、オールマイティーな仏様です。

でも、「こいつは見込みがある奴だ」 と思われたら、容赦のないシゴキの日々が始まりますから、観音様に御祈願する時は、覚悟が要ります。

観音様のシゴキは、本当にキツくて、辛いですよ。

見込まれなければ、優しく救って下さいますから、困っている方は頼ってください。

それはさておき、

金運なら弁天様、病気平癒は薬師如来、縁結びは愛染明王など、まさにピンポイントで御祈願できるのが祈祷寺の利点です。

七福神巡りも、良いですね。

お寺では、人の形をした仏像に向かって祈りますから、「願いを聞いて下さった」 という実感があります。

それゆえ、お寺の方が願いが叶いやすいと感じる人もいるでしょう。


お寺には門があり、夜間も解放しているところは、あまりないと思います。

あったとしても、夜の参拝は避けて下さい。

神社以上に、不成仏霊がいますから。

晦日に除夜の鐘を叩きに行って、邪気邪霊を沢山もらって帰った人も、いるでしょうね。

お寺参拝も、神社と同様、午前中をお勧めします。