困ったときだけじゃない神頼み

神社参拝だけでなく、スピリチュアルな分野も使って開運する方法を紹介しています。

時には、下を見ていい

辛い時、不幸を感じる時には、自分より不幸な人のことを考えます。

道徳的にどうのこうの、人間性がどうのこうのということは、脇に置いておきます。

自分が不幸で、解決策が見付からない時には、下を見て、とりあえず安心することをお勧めします。

極端な話ですが、中途失明した人は、ほぼ100%自殺を考えるそうです。

この一行だけでも、今の自分の方がマシだ、という気持ちになりませんか。

先日、山脇素男さんの「不可触民」 という本を読みました。

インドには、カースト制という身分制度が、事実上残っています。

カーストの最下位スードラは農民ですが、さらにその下に属するのが不可触民です。

彼らは、人間扱いされていません。

不可触民を殺しても、罪に問われるどころか、ニュースにもなりません。

法律上の制度ではありませんが、約2億人、いるそうです。

日本に生まれた限り、最底辺にいたとしても、彼らよりマシです。

この本を読んだ人は、自分が恵まれていることに感謝するでしょう。

この本は、衝撃でした。

心の準備をしてから読まないと、御魂が傷つくほどショックを受けます。

不可触民にに対して、自分が具体的にしてあげられることは、何もありません。

日本の人口より、多いのです。

これは、一つの例です。

自分より困っている人、自分より苦しんでいる人、自分より不幸な人は、沢山いるのです。

上には上があるように、下にも下があります。

とりあえず安心して、回復する努力をしましょう。

それで、成功して実力が付いたら、助けてあげられる人は助けてあげればいいのです。

自分より不幸な人を、見下しているのではないのですから、恥じることも、自己嫌悪に陥ることも必要ありません。

ちっぽけな正義感みたいなものは、捨てましょう。