行動を制限するものの一つに、常識があります。
非常識なことをすると、人に嫌われたり、非難されたりするからでもありますが。
それ以上に、自分で自分にブレーキを掛けてしまっています。
大抵の人は、親の躾、学校教育などで擦り込まれて、自分の中の常識が出来上がっています。
それが、意識的、あるいは無意識のうちに、行動に制限を掛けています。
時代が変われば、常識も変わります。
ちょっと前までは、「親の敵を討たないような奴は、情けない。」 などと、言われていました。
現代では、親の敵を討つと殺人罪で罰せられます。
また、常識が通じる相手と、通じない相手がいます。
国どうしでもそうですよね。
日本の常識、日本人の常識が通用しない国があります。
常識で凝り固まった頭をほぐしてくれるのが、昨日紹介したような禅の本です。
頭で理解しようと頑張らないで、さらりと読むことを、お勧めします。
何度か繰り返して読んでいると、なんとなく「感じる」 ようになります。
常識は、考え方のクセ、でもあります。
そのクセを取り除いてくれるのが、禅の本です。
中でも、「碧巌録 ( へきがんろく ) 」 と 「無門関 ( むもんかん ) 」 は、日本人に人気があります。
特に無門関は短いので、取っつきやすいと思います。
常識に囚われて、一歩が踏み出せない方は、是非、読んで下さい。