「天のまさに大任をこの人に 降(くだ) さんとするや、必ずまずその 心志(しんし) を苦しめ、その筋骨を労し、その 体膚(たいふ) を餓えしめ、その身を 空乏(くうぼう) にし、行いにはその為すところを 仏乱(ふつらん) す。心を動かし、性を忍び、そのよくせざるところを 曽益(ぞうえき) するゆえんなり」
孟子は革命思想なので、日本では、あまり広まりませんでした。
それでも、この一節だけは、多くの人の好むところです。
神様が、人にお役を与える時は、まずその人を、徹底的に鍛え上げるのです。
精神的にも、肉体的にも、経済的にも苦しめます。
頑張っても、何の成果も出ない、目的を達成できない、願いが一つも叶わない日々を過ごさせます。
そうして、強い人間に育てるのですね。
今、苦しみの最中にいるあなたは、ラッキーです。
神様から、大きな任務を与えられるのです。
神様に使っていただいて、お役に立てたら、そのご褒美は途方もなく大きなものでしょう。
ですから、逃げてはいけません、勿体ないですよ。
それに、神様に見込まれたのですから、逃げても捕まりますし。
この先、予想もしなかったほどの幸福がやってきます。
積極的に、試練を迎え撃ちましょう。