ふとした拍子に、過去の嫌な経験が意識に上って来ることがあります。
封印していた嫌なことを思い出して、悔しかったり辛かったり、悲しかったりします。
追体験しているのですね。
悲しみは薄れているでしょうけど、怒りや憎しみは当時のままか、強まっていたりしますから厄介です。
なぜこんなことになるかというと、その気持ちを処理していないからですね。
御魂に刻み込んだ、といっても良いでしょう。
この気持ちを無視したり、気晴らししたりして誤魔化してしまうと、また、思い出してしまいます。
思い出す度に腹を立て、そして気晴らしするという繰り返しでは、御魂の傷をあの世に持っていくことになります。
これでは、来世の修行のテーマとして、余計なものが足されますよ。
嬉しくありませんよね。
この際ですから、嫌なことを思い出したら、そのまま向き合いましょう。
そして、客観的に、もっと言えば超客観的に、当時の状況を分析します。
アナウンサーが、スポーツの実況をするように。
もう一人、解説者を加えても良いでしょう。
第三者の立場から分析してみましょう。
それで、相手を許し、未熟だった頃の自分も許せたら、御魂の傷が消えます。
記憶は無くなりませんが、嫌な感情は消えてしまいます。
向き合うのは、とても辛いことでしょう。
屈辱に、歯ぎしりするかも知れません。
でも、放っておけば、何度も思い出しますし、来世に同じような経験をすることになります。
それで良いなら、放っておいても良いですよ。
辛ければ、その気持ちを神様や守護霊様に、ぶつけましょう。
魂から絞り出すような祈りは、必ず答えを頂けます。
このようにして、御魂の傷を一つ、また一つときれいにしていけば、御魂は輝きを増していきます。
それで、運が良くなっていくのです。
頑張りましょう。