人に好き嫌いは、つきものです。
周囲が好きな人ばかりだと快適なのですが、なかなか、そういうわけにもいきません。
嫌いな人を、「嫌い」 と片付けてしまっていては、今の状態が続くだけです。
ここでも、分析することを、お勧めします。
嫌いな人というのは、その人に自分を見ている、わけです。
自分自身の許せないところが、相手にあるのです。
だから、嫌いで許せないのです。
逆に、自分の気に入っているところが相手にあれば、その人のことを好きになります。
好きな人、嫌いな人、それぞれ分析してみると分かってきます。
問題解決には、理性で分析することが大切でしたね。
嫌いな人のことなど、考えるだけでも反吐が出る、なんて言わないで、細かく分析しましょう。
そこに、感情を入れません。
事実や現象だけを、客観的に観察するのです。
相手とは、自分自身の欠点だと思っているところ、劣等感を感じる部分などが、一致しているはずです。
ということは、相手の人も、同じような劣等感に苛まれている可能性が高いのですよ。
同情しませんか。
同情しても、何の解決にもなりませんが。
次にやるべきは、自分自身の欠点、足りないところ、人より劣っていると思うところ、嫌なところ・・・、それら全てひっくるめて、自分なのだと、自分自身に言い聞かせることです。
欠けていようが、足りなかろうが、自分なのですから、嫌ってはいけません。
全部、受け入れましょう。
今まで、撥ねつけていた部分を、受け入れます。
自分なのですから。
欠けている部分、劣っていると感じている部分のせいで、辛い思いをしてきた自分を労りましょう。
辛くても、命を絶つことなく頑張ってきたのだから、凄いことです。
前にも言いましたが、「自分はそのままで、素晴らしい。」
起きている現象に関係なく、自分は素晴らしいのだ。
こうして自分を好きになることで、嫌いな相手を、自然に許すことが出来るようになります。
その人は、あなたにそのことを知らせるために、神様が用意したのかも知れません。
役割を終えたら、あなたから離れていくでしょう。
もはや、必要のない存在なのですから。
自分自身を丸ごと好きになることで、人の好き嫌いから解放されます。
一段上がって、人生の、次のステージが始まるのです。