下座 ( げざ ) とは、人よりも下の位置のことです。
下座の行とは、人よりも下の位置に就いて、行をすること。
簡単に言うと、人の嫌がることを進んでやることです。
職場では、業務がスムーズにいくために、誰かが雑用をしてくれています。
資料を整理したり、コピーしたり、お茶くみしたり・・・。
管理職が、時間を捻出して、さりげなくこのようなことをすれば、それは、下座の行と言えます。
トイレ掃除や街のゴミ拾いなど、日常生活において、下座の行には事欠かないでしょう。
人知れず行うことが、一番です。
誰にも称賛されないよう、こっそりやりましょう。
見付かったからといって、ごまかす必要もありませんけど。
人の嫌がることを率先して行うのは、御魂磨きに最適です。
人が嫌がることは、自分も嫌でしょうから、忍耐力がつきます。
後の人生に、大いに役立つでしょう。
徳も積めますし、一石二鳥です。
長生きしても百年ほどの、短い人生です。
一石二鳥、三鳥を狙って、工夫しましょう。
その工夫は、奇魂磨きに直結します。