昨日の続きです。
「喪中の人は、神社にお参りする時、鳥居をくぐってはいけない。」 と、主張する人がいます。
一般の人だけでなく、神主の中にも、そのように言う人がいます。
鳥居は、家では玄関に当たります。
鳥居をくぐらないで中に入るのは、窓から家に侵入するようなものですよ。
そんな人が来たら、あなたは許せますか。
鳥居は、聖と俗を隔てる結界の入口です。
鳥居をくぐることで、邪気が祓われます。
くぐらないで神社に入るのは、土足で畳に上がるようなものだ、とも言えます。
神様も、嫌でしょう。
「来るだけ、マシか」 と、思って下さるでしょうけど。
どこの誰か分からない人が作った掟を、信じて守っている人がたくさんいます。
神様が、こうしなさいと言っているのでしょうか。
神様の声を聞いた人なんて、いるのでしょうか。
「神様の声を聞いた」 と、主張する人は、沢山います。
その真偽を証明することは出来ません。
その場で同時に複数の人が聞いたら、「何者か」 の声だとは言えます。
それが神様かどうかは、分かりません。
そもそも、掟みたいなものは、神道にはありませんから。
~してはいけない、みたいなものは、ほぼ、でっち上げでしょう。
神社には、行きたい時に行けば良いのです。
いつでも誰でも受け入れて下さいますから、神社には、門がないのです。
神様に対する思い、真心、が一番大事です。