一週間続いたお彼岸も、明日が最終日です。
智慧とは、仏教における悟りです。
よく使われる知識に対しての知恵、とはニュアンスが違います。
ちょっと、分かりにくいです。
智慧の修行とは、昨日までの五つの修行を積んでいくことで、人格を高め、尊敬される人になるということ。
春の彼岸では、このように説明しました。
仏教では、「因果」 が説かれています。
物事には原因がある、という考え方です。
平たく言うと、良いことをすれば良いことがあり、悪いことをすれば悪いことが起きる、ということです。
「智慧」 の修行とは、この因果の法則を理解して、善行すなわち、昨日まで説明してきた修行に励むことです。
現実には、物事に必ず原因があるとは限りませんが。
偶然の出来事も、前世、前々世・・・、と長いスパンを見ると、因果の法則が成り立つのかも知れませんね。
そう考えた方が、悪いことをしなくなるし、善行に励みます。
さて、明日で、秋の彼岸は終りです。
彼岸が過ぎれば、一気に秋めいてきて、寒くなるでしょう。
外は寒くても、魂を輝かせて、熱く盛り上がっていきましょう。
秋は、祭のシーズンです。
参加できるものがあれば、どんどん参加して、開運して下さい。