ホーキンズ博士は、「恐怖」 の上の段階に「欲求」 をあげています。
現状に満足せず、常に、何かを欲しがっている状態です。
このレベルの人は、いわゆる、「クレクレ星人」 です。
欲しがるばかりで、人に与えることがありません。
しかし、学ぶ切っ掛けがあれば、向上していけます。
お金や物品を手に入れることだけでなく、精神の向上を欲するようになれば良いのです。
それを気付かせてくれる人や本などとの出会いがあれば、いいですね。
この上が「怒り」 です。
心は、憎しみで満たされています。
怒りの感情は、実に厄介なもので、なかなか消し去ることが出来ません。
理性で押さえ込むことは出来ますが、怒りや憎しみは、心の奥底で炭火のように燃え続けています。
何十年も。
ふとした切っ掛けで、突然、燃え上がってしまうことがあります。
これも、未来思考で、論理的に分析するしかありません。
「何のために、あの人は、あの時、私に対して、あのようなことをしたのだろう。」
何のためにを、考え抜きましょう。
今後、怒りを覚える事態に遭遇しても、それが憎しみにまで行かないように、工夫しましょうね。
後の処理が、大変ですから。
この上のレベルは、「プライド」 です。
人を軽蔑する心です。
外に向けば、「男 ( 女 ) のくせに、~出来ないのか」 とか、「大卒なのに、~出来ないのか」 みたいな発言をします。
内に向けば、自分と他人の比較になります。
恋人や配偶者を比較したり、年収を比較したりして、勝ち負けが判断基準になります。
本来、こういうものに勝ち負けなんてありません。
負けていて、いつか見返してやるという気持ちは、行動の原動力にはなります。
ただ、それで成功して勝ったとしても、幸せになれるかどうかは、分かりません。