思考は、自分であって自分ではないものです。
「意識 = 自分」 が空間にあって、思考、感情、身体をコントロールしているという考えがあります。
また、思考、感情、身体はパートナーであり、それらと協力して人生を歩んでいるとも考えられています。
例えば、手を上げる時には、先に手が上がり、その後に脳が「手を上げろ」 と信号を出している、ということが分かっています。
空間にある意識が手を上げると意図し、手が上がり、最後に手を上げようと思考する、わけですね。
脳が、身体をコントロールしているのではないようなのです。
自分 = 意識ですから、意識が最も大切であり、それゆえに、意識のレベルを上げる解説をしてきました。
意識にアプローチできるのが、思考です。
少し前に、理性的に分析することで意識レベルを上げていくと、解説しましたね。
何か起きたら、特に辛い出来事に遭った時は、「何のために、それが起きたのか」 を考えましょうということでした。
思考は、意識に影響しますから、普段から、ものの考え方に注意しましょう。
脳内では、毎日、数万語の言葉が飛び交っているそうです。
ぼうっとしている時に浮かぶ言葉は、潜在意識に入ります。
否定的なことばかり浮かんでくる人は、それが潜在意識に入るので、否定的な思いをさせる出来事を引き寄せます。
それで、嘆いたり、腹を立てたり、悲しんだりさせられてしまうのですね。
そして、また・・・、と負の連鎖です。
そうならないように、肯定的に考える努力をしましょう。
世の中は、否定性に充ちています。
否定的な波動に満ちている、と言っても良いでしょう。
報道番組は、災害、事件、事故などの否定的なものを中心に放送します。
私達は、常にそれらの影響を受けているのです。
だから、気を付けていないと、否定的な考えが浮かんできてしまいます。
そういう自分を否定するのではなく、否定的なことに囚われていると気付いた時点で、改めます。
自然に浮かんでくるものは仕方がありません。
でも、それが否定的なものだと気づいたら、すぐに改めて下さい。
そうしていくうちに、だんだん、肯定的な考えの割合が増えてくるでしょう。