避けたい環境があり、そこから逃れたいために、外に出たいと思っていませんか。
人間関係が悪いと、特に、そこから逃れたいと思うでしょう。
いじめがエスカレートしていて、深刻な状態ならば、直ちに逃げるべきです。
命に関わる前に、離脱しなければ行けません。
これは、緊急避難です。
さて、それほどでもない時、逃げても、結果は同じになることが多いです。
別の環境を求めて行っても、そこでもまた、同じような境遇に置かれてしまいます。
一つには、自分が作りだしているのです。
「何のために」 そのことが起きているのか、考えてみましょう。
何か、目的があるはずです。
精神を鍛錬するためか、人情の機微を学ぶためか、さらにその先の何かのために、その環境があるわけです。
理性を働かせて、考えましょう。
目的に納得し、その環境を克服できれば、卒業です。
新たなステージが、用意されるでしょう。
そこは、さらなる試練はなく、豊かで幸せな場所のはずです。
もしあなたに大きな使命があるなら、試練が続きますけど。
「発願」 しても、続きます。
その時は、迎え撃ちましょう。
「切り結ぶ、太刀の下こそ、地獄なれ。踏み込み行けば、後は極楽。」
これは、柳生石舟斎の言葉とも、宮本武蔵の言葉ともいわれています。
多少、異なったバリエーションもあります。
格闘技の道場でも、「下がったら負ける。前に出よ。」 と教えられます。
辛いときに「明けない夜はない」 とか、「トンネルには出口がある」 とか言いますが、そんなぬるいこと言ってないで、迎え撃ちましょう。
前に、出るのです。