人形 ( ひとがた ) のシーズンが、やって来ましたね。
人形は、半年に一度、神社で行われる大祓神事で、お焚き上げされます。
私達は、日々の生活の中で罪を犯し、穢れを溜めてしまいます。
罪と言っても、刑法犯だけではありません。
人を苦しめること、自分自身を苦しめることは、罪になります。
また、やるべき事をやらないのも、怠りの罪になります。
犯罪の場合は、服役して罪を償いますが、それ以外の罪は、なかなか償うことは難しいです。
「やってしまった」 と自覚できるものならまだしも、知らないうちに他人を傷つけるのは、よくあることです。
ついうっかりとか、不用意な一言が、他人を傷つけてしまいます。
知らないうちに、罪を「積み重ね」 ているかもしれません。
また、穢れとは氣が枯れること、つまり、ガッカリすることです。
これも、よくあることです。
最も気落ちするのが、身内の死です。
死は避けられないものですが、遭遇すると、もの凄く気落ちします。
それが最愛の人ならば、立ち直れないくらいショックです。
御魂が、ごっそり欠けてしまったような感じになります。
氣が、すっかり枯れてしまっています。
また、人や自分に対する悪感情も穢れです。
小さなものから大きなものまで、誰もが穢れを溜め込んでいるでしょう。
年末の大祓神事で、祓って頂きましょう。
直接神事に参加するのが一番ですが、大晦日は忙しいですね。
そこで、人形に願いを託すのです。
神社に行って、祈りを込めて名前を書き込みましょう。
一枚で足りなければ、何枚でも書いて下さい。
御玉串は御随意ですが、ケチってはいけません。
罪穢れを祓って、御魂を綺麗にして頂けるのですから。
でも、出し過ぎると後悔してしまいますから、「ちょっと痛い」 くらいの額にしましょう。
自分が思い切って1000円を玉串して、隣で書いている人が10円しかしなくても、気にしちゃあだめです。
気になりますが・・・。
10円だと、10円分祓ってもらえるだけですからね。