毎月、1日から30日まで、仏様の縁日が定められています。
30日は、釈迦如来の縁日です。
釈迦如来とは、お釈迦様のあの世でのお姿です。
ゴータマ・シッダールタではなく、仏様としてのお釈迦様です。
真言は
ノウマク サマンダ ボダナン バク。
釈迦如来には、特化した御利益はありません。
ですから、何でも聞いて下さいます。
お釈迦様ですから、願いに応じた菩薩・天・明王を派遣して、叶えて下さるでしょうね。
悟らせて下さい、向上させて下さいといった願いは、お釈迦様の願いと一致しますから、聞いて頂き易いと思います。
また、「私は、何のために貧乏しているのでしょうか。」 とか、「私は、何のために病気で苦しんでいるのでしょうか。」 と祈るのもよろしいでしょう。
目的が分かれば、解決への道も開かれます。
知るべきは、理由ではなく、目的です。
さて、お釈迦様と言えば、仏教です。
仏教徒言えば、お経。
多くの人は、お経は亡くなった人を成仏させる呪文みたいに思っています。
しかし、お釈迦様は、死者のためにお経を唱えなさいとは言っていません。
お経の大半は、お釈迦様の言行録、講演録みたいなものです。
セミナーを文章に起こしたもの、なのですよ。
2500年の時の試練を耐え抜いて残った、人類の叡智が、お経です。
日本語訳を、是非、読んで下さい。