普通、御先祖様という時は、所属している家族の家系の先祖を言います。
「◎◎家先祖代々」 のお墓がある場合も、多いでしょう。
あるいは、「△△家先祖代々の霊位」 という位牌もありますね。
嫁入りしてきたとか、婿養子に来たとか、養子になったという場合、血縁関係はありません。
しかし、その家の家系に入った訳ですから、御魂のご縁があったのです。
ですから、御先祖様を大切にすると、強い御守護が頂けます。
さて、先祖には、もう一つあります。
血脈の先祖です。
誰にでも、両親がいます。
両親にも、それぞれ両親がいます。
その両親達にも、それぞれ両親がいます。
当たり前ですね。
現在のところ、クローンで生まれてきた人はいませんから。
10代遡ると、2+4+8+16+32+64+128+256+512+1024=2046。
先祖の数は、2000人を超えます。
20代遡ると、2百万人を超え、30代遡ると20億人を越えます。
昔は、子供を産むのが早かったので、一世代20年として、30世代で600年。
25年としても、750年。
鎌倉時代まで遡るだけで、20億人の先祖がいることになります。
とても大雑把な計算ですけど。
縄文時代まで遡ったら、どれほどの数になるのでしょうか。
人は、生まれ変わり死にかわりしていますから、その中に同じ御魂の持ち主もいるでしょうし、自分の過去世もあるでしょう。
それら全て、御先祖様です。
その中の一人でも欠けていれば、今の自分は存在していません。
DNAに、それら御先祖様達の記憶 ( 記録 ) が入っている、と考えて良いでしょう。
御先祖様の持っていた素質や才能が、私達の中に眠っているのです。
そう思うと、不可能な事って無いのでは。
スポーツなど、体力を必要とするものには年齢の壁はあるでしょうけど。
また私達は、数え切れないほど多くの御先祖の代表として、今、ここにいると考えても良いのではないでしょうか。
何があっても、自分を大切にしましょう。
それは、先祖供養でもあります。