今日も復習しましょう。
彼岸2日目の修行は、「持戒」 です。
戒律を持つというと、厳しい感じがして、修行らしくなりますね。
仏教における戒律は、五戒、八戒、十善戒などがあります。
これらには、在家では守れないものも含まれています。
そこで私達は、当たり前ですが、法律を守る。
道徳や倫理に反したことをしない。
約束を守る。
などでしょうか。
相手に気を使って、出来ないことを、すると言わない。
出来ない約束を、しない。
もしあなたが、今まで「ヒトのいい人」 であったなら、周囲の人は、気軽に何でも押しつけてきたでしょう。
それらを引き受けて、してやることは、布施ではありません。
徳積みにも、ならないでしょう。
相手を甘やかし、その人の成長を妨げているわけです。
ということで、明日からは、断りましょう。
「やりたいことだけをやる。やりたくないことはやらない。」 といった、都合の良い戒律を持っても、良いのでは。
新型コロナウイルス蔓延に端を発し、石油価格の暴落、世界的な株価の暴落が続いています。
やがて、一時的な都市の閉鎖、国の閉鎖があるでしょう。
その後、世の中が、変わります。
今までのやり方が通用しない、価値観が一変する世界になります。
六波羅蜜の修行がしっかりできている人は、どんな世界になっても、力強く生きていけますよ。
2500年という時の試練を越えて生き残ってきた、釈迦の教えなのですから。
少なくとも、この2500年間は通用してきたのです。