明日は日曜日ですが、6日目の修行をしましょう。
「禅定」 です。
禅定とは、「冷静に第三者の立場で自分を見つめること」 と京都の六波羅蜜寺では説明しています。
心を定めること。
心は、いつもふらふらしています。
仕事をしていても、勉強していても、つい、ほかのことを考えてしまいます。
そこで、座禅や瞑想をするわけです。
でも、その最中には、次から次へと雑念が浮かんできます。
静的な修行では、師匠についていない限り、禅定には至らないでしょう。
一つのことに集中している、心が一点に向かっている状態とは、どういうものでしょうか。
それは、何かに没頭している状態です。
夢中になっている、と言い換えても良いでしょう。
子供がゲームに夢中になっているときが、それですね。
映画を観て感情移入しているとき、スポーツ観戦で贔屓の選手やチームを応援しているとき、などもそうです。
熱狂的なタイガースファンは、試合中、正に禅定に至っています。
仕事が大好きで、時間を忘れて没頭しているのも、禅定です。
このように個人では、動的なことでないと、なかなか禅定できません。
あなたは何か、没頭出来ることがありますか。
夢中になれることが、ありますか。
大人になって、好きでない仕事や日常の雑事に忙殺されて、最後に没頭したのはいつのことやら、なんていう方も、いらっしゃるでしょうね。
そのような方は、小中学生の頃に大好きだったことを、やってみて下さい。
きっと、時間を忘れて楽しむことができます。
楽しみながら禅定修行しましょう。