奇魂、幸魂、和魂、荒魂のうち、最も大切なのが荒魂です。
外に向かえば勇気、内に向かえば忍耐を司ります。
この部分が弱ければ、他の三つの御魂を働かせ続けることができません。
あなたが経営者であり、人を雇うとするならば、荒魂が優れた人を採用しましょう。
大卒の面接で、「サークル活動で部長していて、リーダーシップがあります。」 などという人は、あまりお勧めしません。
大企業の人事担当者なら、そのような学生も採用枠には入れるでしょうけど。
リーダーシップよりも、忍耐力の優れた人の方が、人材と言えます。
見るべきところは、その人が3年以上継続して行っていることが、あるかどうかです。
NHKラジオの英会話でも、趣味でもかまいません。
本格的に3年以上続けているかどうかが、大切です。
何かを始めた時、やめたくなる時期があります。
それが、3ヶ月、半年、1年、3年です。
この壁を乗り越えて継続している人は、荒魂が磨かれています。
新卒ならば、今後、この荒魂をバックボーンにして、奇魂、幸魂、和魂が磨かれていくでしょう。
ある程度の年齢の人で荒魂が磨かれていれば、他の御魂も磨かれています。
さて、自分自身を振り返って、3年以上本格的に続けているものが、あるでしょうか。