新型コロナウイルスのせいで、自宅にいる時間が増えているでしょう。
テレビばかり観ていて、無駄に過ごしていては、ダメですよ。
こんな時こそ、読書しましょう。
いつもより多めに時間が取れると思いますから、少し難しいもの、長いものを読みましょう。
前回は、中国の古典をお勧めしました。
中国の古典は、指導者のために書かれたものです。
「支配者のため」 と受けとれるほど、過激なものもありますけど。
人の上に立つ人、人の上に立ちたい人には、必読のものばかりです。
しかしそれだけでは、人間的に偏ってしまいます。
そこで、宗教書を読むことをお勧めします。
旧約聖書や新約聖書、コーラン ( クルアーン ) は、その宗教を信仰していない限り、手にしたこともないでしょう。
岩波文庫にも入っていますし、手頃な値段で読むことが出来ます。
仏教の経典も、良いですね。
お経は、死者を成仏させるための、魔法の呪文ではありません。
お釈迦様の言行録、講演録みたいなものです。
ですから、日本語に訳されたものを読んで下さい。
物語として楽しめるものも、沢山あります。
解説書は、学者が学校頭で勝手に解釈したものですから、避けて下さい。
わざわざ解説してもらう必要は、ありません。
理解できないところがあっても、それはそれで放っておきます。
旧約聖書やお釈迦様の生きた時代は、約2500年前です。
一番新しいコーランでも、約1400年前のものです。
これらには、長い時の試練を経て残ってきた、人類普遍の真実が書かれています。
普遍のものですから、世の中がどのように変化しても、通用するものです。
新しい時代になったとき、どちら側にいるか、今の過ごし方で決まります。
沢山、読書して下さい。
余裕があれば、古代インドの叡智が詰まった「ヴェーダ」 もお勧めです。
これは、一万年以上前の叡智だとも、いわれています。