西暦735年から737年にかけて、日本でも天然痘が大流行しました。
帰ってきた遣唐使が、ウイルスを持ち込んだようです。
これがパンデミックを引き起こし、100万から150万人が亡くなったとされています。
当時の人口の、25~35%といいますから、凄まじい数です。
まさに国難、国家存亡の危機です。
聖武天皇は、これを鎮めるため ( 他にも、飢饉や、天変地異、外国との関係悪化など ) 全国に、国分寺と国分尼寺を建立しました。
その数、約60。
その総本山が、奈良の東大寺です。
一大国家プロジェクトです。
やがて国難は去りました。
それにしても、3分の1の人が亡くなるなんて。
今の人口に当てはめると、4000万人ですよ。
医学の発達していない当時ですから、神様や仏様に縋るしかなかったでしょう。
みんな、必死に祈ったと思います。
必死の祈り、魂からの祈りは、通じます。
もう、これしかないんだという時の、振り絞る様な祈りが、強い霊力を発揮します。
皆さんも、明るい未来を祈って下さい。
祈りの力で、幸福な未来を作っていきましょう。