なるべくテレビを観ないようにしていても、新型コロナウイルス関連のニュースは、どこからか入ってきます。
ワクチンや特効薬などが発明されても、臨床試験を経て実用化されるまでには、約1年半掛かるらしいですね。
今の事態が、直ちに終息することは、ありません。
暗いニュースばかりで、気が滅入ります。
さて、不安や恐怖は、ストレスです。
それらを感じると、抗ストレスホルモンであるコルチゾールが、大量に分泌されます。
それは、脳内の海馬という所に、ダメージを与えてしまいます。
海馬は、短期記憶を司る大切な器官です。
突然の危機に陥った時、大量のコルチゾールによって、海馬は大きなダメージを受けてしまいます。
それが続くと、うつなどの精神性疾患に繋がりかねません。
そこで、考えられる悪いことを全て、想定しておきましょう。
精神的に、余裕がある内に。
今なら、
「もし、自分が新型コロナウイルスに感染したら、どうするか。」
「もし、家族が新型コロナウイルスに感染したら、どうするか。」
「緊急事態宣言が続いて、倒産や失業したらどうするか。」
など、軽いものから、最悪のものまで、様々な事態を想定して下さい。
そして、その時、どう思うか、どんな感情が立ち上がるかも、シミュレーションしましょう。
このような悪いことをイメージすると、当然、コルチゾールは分泌されます。
しかし、目を開ければ現実に戻りますから、ダメージは最小限です。
筋トレと同じで、軽いダメージはすぐに回復し、以前よりも強くなります。
さらに、解決策を二つずつくらいは、考えておきましょう。
最善の策と、次善の策です。
実際にその出来事が起きた時、「想定内」 のことですから、慌てずに対処することが出来るでしょう。
対応策を複数用意しておけば、とても安心できます。
もし想定外のことが起きても、海馬は鍛えられていますから、パニックに陥ることはないでしょう。
このシミュレーションの結果、何が起きても対応できるという、安心感を持つことが出来ます。
嬉しいことに、不安がなくなれば、幸せな妄想が実現しやすくなりますよ。