誰でも、辛い経験はあります。
理不尽な目に遭ったことも、遭わせてしまったこともあるでしょう。
いわゆる「黒歴史」 を、封印していては、開運しにくくなってしまいます。
辛い、悲しい、苦しい、不幸だ、という感情は、マイナスの波動です。
同じ波動のものを引き寄せますから、これらは処理しておかなければなりません。
仏教やヴェーダの考えでは、不幸な出来事は、前世の劫に因るものとされています。
それは事実でしょうけれど、今更、前世の反省なんて出来ません。
何をしでかしたのか、覚えてないのです。
今世のことは、今世のことで処理しましょう。
そこで、辛い出来事があった後のことから、その出来事を分析して、意味づけます。
自分は、何のためにその経験をしたのか。
人生は ( 神様は ) 、その出来事を通して、何を教えようとしたのか。
全てのことは、必要・必然であり、それがその時のベストな出来事だったと肯定できれば、傷は癒えます。
でも、無理に、そう思う必要はありません。
上に書いたように、理性を使って分析して下さい。
不幸な出来事は、不幸な出来事です。
無理やり「あれは、あれで良かったのだ。」 と頭で考えても、心は納得しません。
ただ、分析して、その出来事が自分の人生に、意味のある出来事だったのだと、気付いて下さい。
嫌なことを思い出すのは、気分の悪いものですが、処理をしておかなければなりません。
そして、今日経験した嫌な出来事も、分析して意味づけましょう。
「何のために~したのか。」 と、未来を基準に考えます。
あらゆる不幸な出来事を意味付けられるようになったら、これから先、何があっても落ち着いて対処できるでしょう。
では、楽しい思い出も意味付けるべきでしょうか。
いいえ、そのままで結構です。
楽しかったこと、嬉しかったことは、時々、思い出して下さい。
その時のハッピーな感情が、楽しいこと、嬉しいことを引き寄せますからね。
ただし、「あの頃は、よかったなぁ。」 なんて、ノスタルジーに浸るのは、ダメですよ。