聖書には、「初めに言葉があった。」 と書かれています。
日本語は、言霊 ( ことだま、げんれい ) であると言われています。
幸せを祈るのも、呪いをかけるのも、言葉を用います。
言葉には、力があるのです。
ですから、不用意に、ネガティブな言葉を発しないよう、注意しましょう。
眠れる予言者として有名な、エドガー・ケイシーは、
「人間というのは、自分の口から出た言葉の集積である。だから人間というのは、自分の吐いた言葉に、必ず出会うだろう。」
と言っています。
恨みごとは勿論、愚痴、不平、不満も、言葉に発してはいけません。
言葉にすれば、その言葉に相応しい状況が訪れます。
不平、不満を持つな、と言うのではありません。
口から出さないよう、飲み込みましょう。
今の時期、みんなが自粛しています。
自粛せずにいる人に対して、異常に腹を立てる人がいます。
いわゆる「自粛警察」 ですね。
SNSで罵詈雑言を書き込むだけならまだしも、実際に、器物損壊や暴行・傷害事件に及ぶ人もいます。
今の日本には、ホーキンズ博士の意識分類17段階の16番目のレベル「罪悪感」 のひとが、沢山います。
この人達は、他人が許せません。
そこで愚挙に出るわけですが、行動する前に、言葉にしているはずです。
見ず知らずの相手に対して、怒り、怨み、呪いの言葉を発し、それが行動を誘発するのです。
恐らく普段は、気の小さな臆病者のはずです。
間違った正義感と、言葉に出すことによる高揚感で、罪を犯してしまうのですね。
悪い言葉は、絶対に口にしないと、決意しましょう。
逆に言えば、ポジティブな言葉は、ポジティブな出来事を呼び込みます。
「ありがとう。」 とか「ついてる。」 を、何回も繰り返し唱えなさいと言われるのは、これが理由です。
気持ちを乗せる必要は無く、マントラのように、ただ、唱えるだけでよいのですから、楽ですね。
でも、どうせ唱えるなら、天皇陛下が唱える唯一の祝詞「とほかみえみため」 です。
腹立たしい出来事に遭遇したら、心の中だけでも良いし、口に出してもかまいません。
「とほかみえみため」 を、繰り返して下さい。