大祓祝詞のラストに、四柱の神様が出てきます。
祓戸の神様です。
天津祝詞では、「祓戸の大神たち」 と一纏めですが、大祓祝詞では、名前が紹介されます、
瀬織津比咩 ( せおりつひめ )
速開都比咩 ( はやあきつひめ )
気吹戸主 ( いぶきどぬし )
速佐須良比咩 ( はやさすらひめ )
です。
それぞれの神様については、昨年、詳しく説明しました。
この中で、古事記に登場するのは速開都比咩だけです。
他の神様は、謎と言っても良いくらいで、一部の古文書に少ししか登場しません。
「重要な神様ではあるが、時の政権には都合の悪い神」 だったのでしょうか。
実際の所は、分かりません。
しかし、祓いを司る神様ですから、かなり強力な神様だと言えます。
祀られている神社もあります。
この中の三柱が女神ですね。
厳しそうです。
それはともかくとして、天津祝詞を唱えるとき、「祓戸の大神たち」 のところでは、この四柱の神様に心を馳せて下さい。
より一層、祓いの力が強くなるでしょう。